About OHOW

One Health, One World Collaboration Research Organization

Based on the concept of “One World, One Health” as stated in the Manhattan Declaration of 2004, One Health and One World Research Center was launched in 2021 as a collaborative effort among seven departments within the university. Specifically, we aim to form a new academic research center that integrates the science of human and animal health and the global environment surrounding them as a single academic discipline, to consolidate and disseminate relevant information as a center for this research in Asia, and to foster human resources who will play an active role in this research field in Japan and overseas.

One Health, One World 連携研究機構

ヒトと動物間で類似した病気は数多く、特に感染症では密接に関わるが、その学問は医学、獣医学、野生動物学、昆虫学、農学、環境学とそれぞれ 独立した学問領域で発展してきた。しかし、特に近年問題となっている重篤な感染症は動物種や国の壁を超えて伝播・流行をもたらしたことから、共 同で研究する必要性が認識されている。また病気の成り立ちは高等ほ乳類で極めて共通性が高く、蓄積される科学的知見の共有は重要との考えが 生じ、トランスレーショナルリサーチ(TR)の観点からも高等ほ乳類のヒト疾患モデルとしての重要性が高まってきた。一方で,そういった病気の成立条件として、大気や水・生態系といった自然環境の状態とそれらの変化は、ヒトと動物の健康に極めて深く関わっている。これらのことから、 感染症を防ぎ、ヒトや家畜、それらを取り巻く生態系の健康を守るための学際的な研究を総合的に発展させることが不可欠との新たな概念として One World, One Healthが生まれ、2004年の国際会議で、WHO、OIE、FAO、世界銀行、UNICEF等によりマンハッタン原則として提唱された。
本学では、2017年度にワンヘルス連携研究機構が設立され、ヒトと動物の共通 感染症と健康を統括的に科学する新たな学術研究拠点を運営してきた。 一方で,医学・獣医学・環境学が別々 に研究しているのでは今後起こりうる新興感染症のリスクに対して不十分であると主張する同宣言の国際的認知が進み、既に欧米では拠点形成や 大学での研究所・学部が設立され、アフリカ諸国等との国際共同研究が推進されているが、日本やアジアにおける拠点整備が遅れている。
こういった背景をもとに、ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構の設置目的を以下と設定する。

• ヒトと動物の健康とそれらを取り巻く地球環境を一つの学問領域として統括的に科学する新たな学術研究拠点を形成すること
• アジアにおける当該研究の拠点として、関連する情報の集約や発信をすること
• 当該研究分野にて国内外で活躍する人材を育成すること。

具体的には,1.人獣共通感染症研究 2.陸域生態系のモニタリング/環境リスク疾病負荷計測 3.水循環の予測と感染症影響評価 4.アジアを中心とした国際保健研究/災害と感染症 5.工学と医学の融合研究 6.疾病に関する動物ゲノム解析 7.ヒトと類似する伴侶動物疾病研究 8.野生動物や媒介昆虫の生態および環境変動影響研究 9.伴侶動物を用いた臨床試験研究 10.連携研究機構事務局の運営,を中心に研究を進める.「One World, One Health」の研究をさらに進展させ、ヒト、動物、地球が今後直面するかもしれない様々なリスクを予見し対応し、我が国にお ける関連学術分野を総合的・協調的に発展させるためのアジア圏における拠点形成に努めたい.

今回新たにOHOW事務局を設立するにあたり,旧ICUSが運用してきたアジアネットワークを継承する.国際的なフィールドで多様な研究分野を擁し国際的なフィールドで多様な研究分野を擁し、社会実装に強みを有する生研の機能を強化すべく,まずは,これまで実績のあるタイとバングラデシュに注力し,タイのマヒドン大学熱帯学研究科,スラナリー工科大学,バングラデシュのバングラデュ工科大学,ダッカ大学医学部などと連携したプロジェクトを新たに開始し,人々が豊かで安全に暮らす都市システムを発展的に解釈し,医学・獣医学・環境学と工学が総合的・協調的に展開するためのアジア圏における拠点を形成することを目指す.

Activities

2024年度

【会合】6月28日 OHOW2024年度定例会 @生研
■4月04-13日:RNUS, Thailand, Rajshahi, Dhaka Bangladesh 訪問
■4月23-27日:ISRS2024に参加 @Taichung, Taiwan
■4月29-30日:IGRSM2024 @Kuala Lumpur, Malaysia
■5月01日-6月15日:Dr. Khin @RNUS
■5月20-22日:韓国KITC訪問
■5月24日:RC106 全体会議開催 @生研
■5月27-6月5日:RNUS, AIT訪問 
■5月29日:2nd RNUS seminar @AIT パンフレット
■6月04日:長野県調査訪問
■6月07-08日:キャンパス公開日 @BW603-604
■6月18-19日:つくば訪問
■7月04-05日:つくば訪問
■7月7-12日:韓国Soul National University (SNU)で講義
■7月12- : Dr. Khin @RNUS
■7月18-19日:つくば訪問
◇7月25日:韓国KITCメンバーと打ち合わせ@生研
◇7月29日-8月01日: RNUS訪問
◇8月06-08日:student seminar @RNUS, Thailand
◇8月22日:上智大学Dr.朴研究室と合同セミナー
◇12月10-12日 :OHOW2024 @Universiti Putra Malaysia, Malaysia  


2023年度 

【会合】5月22日 OHOW2023年度定例会
■5月23日:RC106 2023年度第1回全体会議開催 @生研
■6月21日: 12:05-13:00 第7回OHOW公開講演会 パンフレット
■6月28-29日: 2nd International Joint Student Seminar on One Health, One World【主催】@RNUS, Thailand registration Pamphlet
■7月26日: 12:05-13:00 第8回OHOW公開講演会 パンフレット
■8月02-11日:RNUS, Thailand, Dhaka, Bangladesh 訪問
■9月21-24日:Dr. Gadagamma Chaitanya Krishna,AIT 竹内研訪問
■10月25日:12:05-13:00 第9回OHOW公開講演会 パンフレット
■11月15日:12:05-13:00 第10回OHOW公開講演会 パンフレット
■11月29日:RC106 2023年度第2回全体会議開催 @生研
■12月06-08日: OHOW2023 【主催】@Dhaka, Bangladesh Pamphlet OHOW2023 summary report
■12月08日:第1回Bangladesh 生研同窓会開催 報告書
■12月19-22日:韓国訪問
■2024年2月26日-3月01日:Vietnam National University(VNU)他訪問@Vietnam
■2024年3月08日:1st RNUS seminar @ AIT Pamphlet
■2024年3月13-15日:合同セミナー@北海道大学・室蘭工業大学
■2024年3月27日:12:05-13:15 第11回OHOW公開講演会 Pamphlet
■2024年3月28-29日:長野県庁訪問


2022年度

【会合】10月28日: OHOW第1回全体会議 対面 ボーノポーク試食会 @生研

■4月22日: 第2回OHOW公開講演会 online 3講演 50【主催】 パンフレット 生研ニュース No.194 P22 掲載
■5月16-18日: ISRS online 【サポート】
■6月24日: 第3回OHOW公開講演会 online 3講演 50 【主催 】パンフレット 生研ニュース No.195 P5 掲載
■7月15日:RC106 2022年度第1回全体会議開催 @生研
■8月03-04日:1st Joint student seminar between Utokyo and Unvi. Of Dhaka online 4特別講演、26学生発表 100 【主催】生研ニュース No.195 P11 掲載 報告書
■9月01日: AIT地盤関係者/Associate Prof. Dr. Kuo Chieh(Geoff)Chao, カセサート大学/Dr.Jirat Teparaksha 生研訪問 生研ニュース No.195 P16 掲載
■9月16日: 第4回OHOW公開講演会 online 3講演 50 【主催】 パンフレット
■10月01日-12月28日:Dr. Pang Xi-Lillian/ KTH Royal Institute of Technology, Sweden 短期来訪国際研究員として滞在
■10月28日: 第5回OHOW公開講演会 online 2講演 50 【主催】パンフレット 生研ニュース No.196 P29 掲載
■11月15日:外国人研究者講演会 Dr. Pang XI-Lillian [Remote sensing for terrestrial ecosystems, environment and biodiversity assessment] @生研
■11月22日:RC106 2022年度第2回全体会議開催 @生研
■11月29-30日:Lab. seminar @山梨県
■12月08-10日: 1st International Symposium on One Health, One World(OWOH2022) Pattaya, Thailand 6基調講演、76口頭発表 15か国 101 【主催】 生研ニュースNo. 197 P15 掲載 Utokyo-IIS Bulletin Vol.11 April 2023 P6 掲載
■12月11日: 第14回タイ生研同窓会をバンコク、Novotel Bangkok で開催【サポート】生研ニュースNo.197 P18 掲載
■2023年2月17日: 第4回空洞対策連絡会 ハイブリッド コンベンションホール 400 【後援】
■2023年2月20-3月1日:Rajshahi, Dhaka, Bangladesh, RNUS, Thailand 訪問
■2023年3月03日: 第6回OHOW公開講演会 online 2講演 70 【主催】パンフレット  生研ニュースNo.197 P31掲載
■2023年3月06-07日: 31st IIS Forum S棟 プレゼンテーションルーム 26口頭発表 41 【主催】
■2023年3月09日: AIT/Prof. Punchet Thammarak(AIT)およびEXATのメンバー/ Mr. Gardphajon Udomdhammabhakdi (Deputy Governor for Strategy and Planning)16名が横浜ベイブリッジ、水谷研、竹内研 を訪問
■2023年3月19-27日: ヤンゴン、ミャンマー訪問
■2023年3月29日: 昼休みハイブリッド公開講演会 ハイブリッド As313/314, 1講演 20 【共催】


2021年度

【会合】9月17日: 定例会 online / 11月24日: 第1回生研全体会議 online / 12月23日: 第2回生研全体会議 online / 2022年1月11日: 第1回全体会議 online / 2022年2月14日: 第2回全体会議 online

■12月9-10日: 1st International Joint Student Online Seminar on One Health, One World 4特別講演、44発表 11か国 140 【主催】生研ニュース No. 193 P28 掲載 報告書
■2022年2月14日: 第1回OHOW公開講演会 online 3講演 50 パンフレット 【主催】生研ニュースNo.193 P2 掲載
■2022年3月02-03日:30th IIS @online
■2022年3月04日: 第3回空洞対策連絡会【後援】 生研ニュース No.194 P10 掲載
■2022年3月14-15日:合同合宿セミナー @南伊豆